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理事長挨拶

 リンパ浮腫に対する治療の歴史は古く、種々の外科的治療が行われてきましたが、十分な結果が得られない中、複合的治療(理学療法)が第一選択として広く行われてきました。しかし近年、微小血管吻合術の発達により細静脈リンパ管吻合術が導入され、一定の成果を上げる一方、遺伝子治療を応用した血管新生療法の試みなど、リンパ浮腫治療は多様化してきています。リンパ浮腫治療に関わる診療科も、血管外科や形成外科、リハビリテーション科、皮膚科、内科、婦人科、乳腺科、泌尿器科、緩和医療など多領域に及んでいます。また、複合的治療の一翼を担う用手的リンパドレナージ手技も、必ずしも一様ではなく、複合的治療に関わる医療関係者も医師や看護師を始めとして、理学療法士、あん摩マッサージ指圧師、作業療法士、柔道整復師など多職種にわたっています。

 こうした状況の中で、リンパ浮腫診療の医療水準を向上・担保することを目的として、日本脈管学会や日本血管外科学会を中心とした5学会は、リンパ浮腫療法士認定機構を設立し、複合的治療に関わる医療関係者のリンパ浮腫に関する医学的知識、技術水準の評価認定を行なって「リンパ浮腫療法士」を育成してきました。既に900名弱のリンパ浮腫療法士が、全国47都道府県全域で認定されています。しかしながら現状は、多診療科、多職種にわたるリンパ浮腫治療について集約的に討議する学会はみられません。そこで、リンパ浮腫に対する治療について、臨床的、科学的、社会的、経済的など、多角的に、より深化した討議を行う場として、一般社団法人日本リンパ浮腫治療学会を設立しました。リンパ浮腫に対する治療について広く討議を行うことは、リンパ浮腫医療の向上、人材の育成・教育・国民の健康増進、ならびに公益に大きく寄与すると考えられます。

 本学会は、診療科や医療関係者の職域を超えてリンパ浮腫に関して研究、検討、討議し、最善の治療をリンパ浮腫に悩む多くの方々に提供するための学会です。多くの医療関係者の御参加を期待しています。

非営利型一般社団法人 日本リンパ浮腫治療学会
理事長 重松 宏

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